救いの民ピカソ久野です。今日は午前中全て使って、Clavinovaと格闘でした。
こいつの音はめっちゃいいんですよ。流石は元値が20万程する高級楽器。
2002年式で、倉庫の中に何年も眠っていた電子ピアノを譲ってもらったのですが、
電源部分にちょっとしたトラブルを抱えています。
電源投入に少しコツが要りまして、電源スイッチを付けたり消したりして
少しずつ目覚めさせないと、作動しないのです。
旧車めざめさせるのと同じ感覚ですね。
S30Zも、アクセルを何回も踏んでキャブにガソリンを少し送った後にイグニッションを回す。
それを何回かしてエンジンを回す。
なんだか作動の仕方が似ています。現在、¥16,000で出しているのですが、
見に来られたお客さんは、故障した時の修理代を考えていました。
音楽教室をしている妹に電話をして聞いてみたら、楽器の修理は結構な金額がかかるらしい。
16000円の本体よりも多くのお金がかかるらしいです。お客さんにしてみれば、4万円の出費ですね。
そこで僕の出番です。リモコン修理屋として、いくつものリモコンを復活させてきた腕がありますので、
いっちょ電子ピアノをパかッと開いて、中を覗いてみます。
基盤の埃と、全てエアーで吹いて洗浄液を吹きかけます。
電力系のトラブルなので、コイルが怪しいかなと思います。
もしくはコンデンサあたり。基盤トラブルはもうお手上げなので、原因がこれなら廃棄。
コイルはとても汚く、タールっぽいのが付いています。交換するのであれば、これかなぁ。
とりあえず、全てにパーツクリーナーを吹きかけて洗浄して蓋を閉めて、再起動。
…………
結果変わらず。Noooooooo
僕では直せません。。。廃棄かな。
倉庫の中に眠らせていた所まではいいのですが、保管状況が悪かったかもですね。
湿気でやられたかなぁ。
でも電源投入のコツさえ分かれば簡単に動作するんですよ。
勿体ないなぁ。
¥8000-で出してみますか。