猛禽類が好きなピカソ久野です。
鷲とか鷹とか朱雀とか。カッコいいですし、縁起がいいですからね。(朱雀は猛禽類ではないですが。)
先日触れた酉の市。明日は参の酉という事で、おおとり神社(鷲神社)の話題です。
酉の市の季節になると、下町の自営業の方々は、おおとり神社にお参りに行って
一年の無事を神様に報告し、来年の福を祈願します。
去年買った熊手を焼いてもらい、出店の熊手を購入し、そろそろ年末の準備を始めます。
熊手は、福や財をかきこむ縁起ものです。
神社の祭りの出店には、金色に輝いている大小さまざまな装飾の入った熊手が並べられていて、祭りを華やかなものにしています。
土地柄もあります。
(新宿の酉の市はホストが多い。彼らは年中お祭り男ですから。)
熊手も買い方があり、商売を始めたての頃は小さな熊手を購入し、年々大きくしていきます。
小さな熊手は確か1000円位からあったはずです。見栄えがまともになるのは5千円以上の物。
大きい物で100万を超える熊手もあります。
大きな熊手を担いで帰る人は、皆が注目します。きっと儲かっている会社の偉い人ですからね。
ドヤ顔しまくってください。
5千円の熊手を買って、鶯谷から京浜東北線に乗ってもドヤれます。
あの頃、僕は20代だったからかもしれませんが。。。
熊手を買う時に作法があり、値切ることが大事です。
熊手屋さんと値切り合戦をします。
1万円の熊手を買う時に、6000円で買うと言いましょう。
熊手屋さんは、「それは安すぎるから8000円でどうだい?」というはずです。
「じゃあ、7000円で買います。」
熊手屋さん「売った。」
ここで、売買が成立し、儲かった3000円をご祝儀でお返しします。ここが粋です。
購入してもたったら、手じめをしてもらえます。
この手じめが始まる前にそばを通たら、一緒に参加しましょう。
人の幸福は共有しましょう。とてもHAPPYな気分になれます。
今年はコロナ渦で、密になる縁日には出向けませんが、来年の福を願って
近場の神社で熊手を購入したいです。
来年こそは皆で福を鷲掴みしましょう。
余計なことかもしれませんが、おおとり神社の一本筋を入ったらそこは遊郭吉原。
自営業のお父さんたちは、お参りをして吉原で遊んで、家に帰ってかカミさんに叱られる。
ここまでが酉の市です。