鹿児島市が月1回赤帽に委託して回収している乾電池。
なぜ、不燃ごみや金属ゴミとして出すことが出来ず、乾電池の日がわざわざ設定されているのか不思議に思いますよね。
最終的には、乾電池はリサイクル業者に行きつきます。
乾電池の原料は、二酸化マンガン、亜鉛、黒鉛、鉄、真鍮です。
原料だけを考えると、不燃ごみとして出せそうですね。
ですが、何故埋め立てゴミとして出せないのか。
実は、30年程前まで、乾電池には水銀が使われていました。
国内で生産されている今の乾電池には、水銀は含まれていません。
水銀ゼロの乾電池は埋め立てれば土にかえります。
全ての乾電池に水銀が含まれていなければ、処分方法も簡単になるのでしょうが、
輸入品などの乾電池の1%くらいには水銀が含まれています。
一般家庭で水銀の有り無しを分別できれば、大半の乾電池は安全に埋め立て処分できるのですが、
そこまでは困難なので、専門業者に委ねることになります。
使い捨て乾電池でも、充電すれば、また新品の乾電池へとリサイクルできそうなイメージがありますが、
そのような形で再生できるわけではなく、最終的に、鉄と亜鉛になります。
今月の電池回収は昨日で終わりましたので、また1か月後、分別して出しましょう。